2019年1月7日付、韓国の総合音楽チャートGAONチャート掲載のKPOPアイドルのCD商法に関するニュースの翻訳
CDはグッズとして扱うべきか?
2019年1月7日 GAONチャート
GAONチャートが韓国内のCD売上枚数の集計を始めた2011年以降、昨年初めてCD売上枚数が2千万枚を突破した。
2016年に1千万枚を突破してから2年で2倍に増加したことになる。

後味の悪い韓国CD市場の拡大
しかしこのようなCD市場の好調にも関わらず、何か後味の悪さを感じるのはCDを購入したファン、CDを制作した制作者、そしてその売上を集計したGAONチャート皆同じだろう。
理由はCD売上の増加には、本来の所蔵、鑑賞目的以外の要素が大きな影響を与えているためだ。
これまでのCD市場を振り返ると、2016年からCD売上が急激に上昇していることが分かる。
2015年まで韓国のCD市場はEXOが主導した。2016年はEXOに加え防弾少年団、TWICE。2017年はWANNA ONE、GOT7、SEVENTEENも加わりCD市場が急激に巨大化した。
これはアメリカ、日本、ドイツ、イギリス、フランスなど世界の音楽市場規模上位5か国のCD市場の推移とは正反対の流れでもある。
上のグラフは2013年のコラム「日本のCD市場はなぜ成長したのか?」のために作成したもの。
当時、世界の音楽市場規模上位5か国の中で、唯一日本のCD市場が成長したことについて扱った内容で、その主な理由を日本のオリコン上位圏にランクインしたAKB48に求めた。
これは当時訪韓した日経エンターテイメント編集委員品田英雄の主張でもある。
CD購入の目的は 日本=握手会、韓国=サイン会
2012年の日本のCD市場の反発は韓国の”ファンサイン会応募券”に相当する”握手会参加券”とアイドルメンバーの活動をファンの選挙で決定するための総選挙用”投票券”が大きな役割を果たし、そのために数百枚のCDを購入する者も存在した。
また総選挙後は中古CD市場に多数のCDが流入して取引が成立しないため、業者が引き取りを拒否するというニュースもあった。
2017年には30代の男性会社員が福岡県の山中にAKB48のCD585枚を投棄、廃棄物処理法違反容疑で警察に逮捕された。
容疑者の男性は「投票券目的で購入したCDの処分に困り山中に捨てた」と供述した。
これに比べれば韓国の中古CD市場に未開封のまま積み重ねられたアイドルCDはマシではある。
6年前に韓国と同じ経験をした日本のCD市場の現在はどうなったのか?
日本のCD市場は2012年から再び売上が減少に転じ、2019年まで下落が続くと予想される。
2012年世界音楽市場の64%を占めたCD市場は2016年51%まで減少した。
伝統的にCD市場に強さを見る日本もストリーミングとダウンロードサービスがCD市場を侵食している。
前述の通り、日本のCD市場は一時的な反動があった2012年以降は下落傾向で、昨年上半期のオリコンTOP10はTWICEを含め全てがアイドルで、依然としてアイドルが強さを見せている事が分かる。
これは非アイドルのCDがデジタルに移行した事により、CD市場でのアイドル歌手の比率が増加したためと思われる。
同じ道を歩く日本と韓国の音楽市場
2018年韓国の年間CD売上ランキングTOP100で、ファン・チヨル以外は全てがアイドル歌手だった。日本と韓国はよく似た道を歩いていることが分かる。
2017年G-DRAGON(BIGBANG)のUSBミニアルバム”KWON JI YONG”をCDとして認めるかという論議があった。
当時筆者はCDとして認めなければならないと主張した事もあったが、今振り返ると問題の本質から外れた消耗的な論議だったように思う。
サイン会とフォトカード収集のための付加商品として売られているCDを伝統的な音楽市場の中に含めていいのか?
写真集のようなグッズ市場に分類すべきなのか?
これについて根本から検討する必要がある。
ある意味でG-DRAGONのUSBアルバムは”音楽鑑賞”という伝統的なCDの用途に合わせて、現在の技術を利用した”本物のアルバム”だったという考えさえする。
(翻訳終わり)
日本のK-POPファンはAKB48ファンに一生謝罪し続けるべきだな
「AKB48もK-POPアイドルもCDの売り方は同じで世間から冷たい目で見られているのに、AKB48だけが汚いような言い方をしてすいませんでした」
ってね
それかGAONチャートに反論してみたら?
「私の韓国は汚らわしい日本と同じ道なんて歩いてません」
ってねw





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