K-POPアイドルグループの対日戦略は「会いに来るアイドル」

2016年8月24日付ヘラルド経済掲載のK-POPアイドルグループのファンミーティングに関する記事の翻訳

「僕らは君の恋人」ファン確保の第一歩はファンサービス

2016年8月24日 ヘラルド経済

遠い存在で、空の星のように仰ぎ見て来たアイドルが現実世界に降りて来た。

親近感を強調しながらも、一定の距離を維持していたアイドルが積極的にファンに近づいて来くる、ファンとアイドルの出会いは進化中だ。

ファンが物心両面で愛情を注ぐアイドルに間近で会えるの場はファンミ―ティング。

大小さまざまな会場を借りて公演、ファンとの対話、イベントなどを行いファンとコミュニケーションする場を用意したのがファンミーティングの始まりだった。

運が良ければステージに上がりアイドルと抱き合い、写真を撮影する機会を得る、苦労して準備したプレゼントを直接渡せる場でもある。

TWICE TZUYU
TWICE TZUYU

とはいえ多くのファンミーティングはファンに物足りなさを感じさせている。

音楽業界関係者は「伝統的なファンミーティングではファンが満足しない」と語る。

現在、アイドルグループが開催するファンミーティングは伝統を守りながらも、重要な変化があった。

疑似恋愛感情を呼び起こす事が最重要

距離感をなくし親密感を極大化させたことだった。

ある音楽業界関係者は「昔はファンとアイドルがある程度の距離を保ちコミュニケーションしてきたが、現在は身近な存在という事を認識させるためのファンサービスが重要になった。

本物の恋人のように感じさせる一種の疑似恋愛感情を呼び起こす事が最も変わった点」と語った。

特に新人アイドルグループはファンを増やすために積極的なコミュニケーションを続ける。

韓国内での知名度が低いアイドルグループは海外市場を先に攻略する例が少なくない。

日本のファンミーティングは接触会

韓国で知名度が低いあるボーイグループは日本での人気が高い。

デビュー時から日本で小規模ファンミーティングを開催し、ファンの確保に努めた。

日本でも知名度が低いためファンミーティングに来るファンは少なかった。

しかし5~6名しか集まらなかった会場でファンとゲームを楽しみ、歌を歌って間近で接することでファン確保に努めた。

その後は口コミが重要な役割を果たした。

「あのグループのファンミーティングに行けば直接話しながらゲームして楽しめる」という噂が広まり徐々にファンが集まった。

多数のアイドルグループが所属する芸能事務所関係者は「アイドル文化が始まった日本でファンミーティング経験を積みファンを増やす事は多くのグループがやっている

最初は少数から始まったが、驚くほどファンが増えたことがある。

ファンミーティングで一対一で会話できるのか、すぐ横で見れるのかという事がファン拡大にも影響を及ぼす」と語った。

BTOB プニエル
BTOB プニエル

多数のアイドルグループが韓国よりも海外で積極的にスキンシップを続けている

恋人になったように感じさせるほどのファンサービスが”ファン確保への第一歩”と業界では語られる。

神秘主義に包まれ遠い存在ではなく、いつでも会えて触ることができる恋人のような存在としての認識もファン増加に影響を及ぼし始めた。

アイドルに要求するファン

アイドルグループのファンの役割も変化を続けている。

アイドルグループが知名度を高めるためにはファンの役割が重要になった。

アイドルグループが人気グループになるためには、CDを買いコンサート会場を訪れグッズを買うために財布を開くファンが必要だ。

ある音楽業界関係者は「今のファンは応援するアイドルが成長したのは、自分達のおかげだと考えている。

そのため当然のようにアイドルに要求する、それに応えなければファンは離れる」と語った。

10年目アイドルグループBIGBANGのリーダーG-DRAGONが10周年記念コンサートで「BIGBANGを育ててくれたのはファン」とファンに感謝を伝えたのはこのような理由のため。

ボーイグループINFINITEもコンサートで「今日は僕たちが君たちの恋人」とファンの愛に積極的に応えた。

ファンミーティング会場でアイドルはさらに積極的だ。

ファンがアイドルと手を合わせるハイタッチをはじめ、握手会も開催する。

ファンをステージに呼び寄せ一緒にゲームをしながら自然にスキンシップする。

セブンティーン
セブンティーン

通常のファンミーティングだけでなく、1泊2日旅行に出かけるメンバーシップウィークの人気も高い。

音楽配信サイトMELONでは、ふれあいを渇望するファンのために親密度指数を高めファンミーティング企画を作るサービスを運営している。

ある音楽業界関係者は「昔とは違い今のファンは盲目的な愛と支持をアイドルに送らない。

ファンの目が肥えたことが、ファンミーティング、ファンサービスが変化した最大の要因。

ファンの確保だけでなく増加したファンを維持する事が最重要課題になった、そのためアイドルも努力し双方向コミュニケーションに努めなければならない」と語った。

(翻訳終わり)

AKBとK-POPアイドルグループの商法は同じ

基本的に古い記事は記事の日付に直して目立たなくしてるんだけど、この記事は是非読んで欲しかったので、そのまま出すことにした。

読んで欲しい対象はもちろんTWICEファンじゃなくてTWICEアンチw

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