2020年2月5日付NEWSIS掲載のK-POP関連ニュース翻訳
ガールズグループ専門レーベル時代 背景とその意味
ガールズグループ専門レーベル時代が幕を開けた。
代表的な例が防弾少年団の所属事務所BIG HITエンターテインメントの傘下レーベルSOURCE MUSIC。
昨年BIG HIT傘下に入ったSOURCE MUSICはガールズグループGFRIENDをマネージメントする事務所で、かつてBIG HITと共同でガールズグループをデビューさせたことがある。
4日、SOURCE MUSICソ・ソンジン代表はソウル東大門デザインプラザで開催の”2020年上半期 BIG HIT会社説明会”でBIG HITのミン・フィジンCBOとの共同プロジェクト”プラスグローバルオーディション”の成果を紹介、2021年デビュー予定のガールズグループを結成したと発表した。
BIG HIT+SMのガールズグループ専門レーベル
SMエンターテインメント理事だったミン・フィジンCBOはエンターテインメント業界でも出色の人物。
アルバムビジュアルスタッフとして有名で、ファンも多い。
2002年SMに入社したミン・フィジン氏は2017年3月理事に選任されK-POP産業でウーマンパワーを誇示した。
彼女は”ビジュアルディレクティング”と”コンセプト”というキーワードをエンターテインメント業界の主流に引き上げた。
ガールズグループの定石となった少女時代のコンセプトをはじめ、f(x)、RED VELVET等に独創的な視覚的イメージを付与した。ボーイズグループSHINEEでコンセプティブという概念を作り、EXOの世界観具現プロジェクトを主導した。
斬新なコンセプトと世界観をを持つGFRIENDを作ったSOURCE MUSICと、K-POPシーンでスタイリッシュなガールグループの基準を示したミン・フィジンCBOとの出会いがどんなシナジー効果を生むのか期待を集める。
BIG HIT=防弾少年団というイメージが強い。新レーベルでガールグループを作る事はBIG HITに対するイメージの刷新を図ると共に、BIG HITレーベルのスペクトルを広げる試みとして受け止められている。
ソ・ソンジン代表は今月3日に新アルバムを発売したGFRIENDの活動計画を説明した際「BIG HITとのシナジー効果でガールズグループNo.1レーベルを目指す」ことを強調した。
相次ぐガールズグループ専門レーベル設立
BIG HITだけではない。4日デビューシングルを発売したCignatureはユンナ、イ・ソックン、CIX等が所属するC9エンターテインメントが新たに設立したガールズグループ専門レーベルJ9エンターテインメントが初めて送り出したグループ。
K-POPを代表するガールグループTWICEは所属事務所JYPエンターテインメントが専門レーベルを作りマネージメントしているわけではないが、JYPのクリエイティブ総括責任者パク・ジニョンがTWICE専任のタスクフォースチームを作りTWICEを成功に導いた。
2018年JYPが新社屋に移転した際、パク・ジニョンは「TWICEの成功を機に、社内に4つの小さな会社を作った」とレーベル体制を明らかにした事がある。
5日新アルバム”#”を発売、リード曲”So What”で活動中のガールズグループLOONAは、Ladies’ Code等をマネージメントするPolarisエンターテインメントの傘下レーベルBlockberry Creative所属。
LOONAはBlockberry Creativeがデビューする1年前から大規模プロモーションを展開、LOONAの世界観である”LOONAVERSE”を広めた。
このような努力はK-POP界の巨人SMエンターテインメントのイ・スマン氏がLOONAの新アルバム”#”にプロデューサーとして参加するという結果物を生んだ。
イ・スマン氏がSM以外のアーティストのプロデュースに参加するのは今回が初めて。LOONAがSM所属ボーイズグループNCT127の”Cherry Bomb”をカバーした映像がイ・スマン氏の目に留まったという。
一つのグループに集中するBlockberry Creativeのレーベル戦略が功を奏した。
ガールズグループ専門レーベルは状況に柔軟に対応するための手段
熱心なファンがつきやすいボーイズグループとは異なり、ガールズグループはターゲット層を広げ、既存のプラットフォームの代わりに専門レーベルでガールズグループを成長させる多彩なルートを作り新たなアイデアを構築する必要がある。
新人ガールズグループを準備中の中堅芸能事務所関係者は「熱心なファンを獲得すると成長に弾みがつくボーイズグループとは異なり、ガールズグループを作り成功するには運やタイミングをつかむことが必要。ガールズグループ専門レーベル設立は状況に柔軟に対処するための手段」と語った。
(翻訳終わり)
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